活躍するには実務経験と資格が必要


介護職で活躍するには、介護のプロと認められる国家資格である介護福祉士の資格を取得を目指すことが最適であろう。
介護系資格の中で唯一の国家資格の介護福祉士を目指すには、実務経験ルート・福祉系高校ルート・養成施設ルート・経済連携協定ルートの4つの方法がある。
再就職として介護職を目指すには実務経験ルートが一般的で、介護職員初任者研修を受講し身体介護や援助の仕事を介護事業所で行ないながら、介護職員実務者研修を受講するのが基本的な順序だ。
実務者研修修了者は、介護業務のほかにも医療ケアを学びながら3年の実務経験を積むことで、介護福祉士資格の受験資格を手に入れられることになる。
介護福祉士の国家試験は1年に1度実施され、社会福祉概念や老人福祉論、社会福祉援助技術など13科目の筆記試験と実技試験があり、合格率が約50%とかなりハードルの高い試験であるがため、それ相応の受験勉強が必要となる。
受験勉強は、独学でも当然行えるが効率的な勉強するには、専門スクールへの通学や通信講座の受講など自分のライフスタイルに合った講座を受講することが望ましいであろう。
晴れて介護福祉士試験に合格した際には、身体介護や生活援助などの介護業務のほかにも介護を受ける方の家族の相談やアドバイスする役割も担うことになり、より幅広い分野での活躍が期待できるのだ。
また、職場のチームリーダーとして、チームメンバーのタスク管理やほかの介護職員の指導などチームマネージメントや管理を行なうのである。
国家資格を取れば、業務の幅が広がり養護老人ホームなどの施設で活躍できることだろう。